ヤジロンと霧の中の遺跡

霧深いキリキリ山でタケシ達とはぐれてしまったサトシは森の中で宇宙で一番大切な宝物が眠ると言われるヤジロン文明の遺跡を探す少女クルヨとヤジロンに出会う。クルヨが持つ資料によればとおりゃんせ とおりゃんせ ここは何処の細道じゃ ヤジロン様の細道じゃという歌が手掛かりだという。それはサトシが森の中を彷徨っていた時に見かけた女の人が歌っていた歌だった。サトシとクルヨがその人の元へ辿り着くと、サトシ達の話を聞いていたロケット団がその人から遺跡の場所を聞き出そうと現れていた。サトシとクルヨはロケット団撃退後、女の人に導かれて遺跡へと辿り着く。そして宝物はこの間の地震で女の人のヤジロンと共に埋もれてしまった古代の発明品の事だという。ヤジロンの超能力を使って瓦礫を退かした後クルヨのヤジロンを発明品の中央にある魔法陣でこうそくスピンさせて起動させた。それはなんと古代のタイムマシンであり、女の人は未来からやってきたクルヨだった！未来のクルヨは現代のクルヨに宇宙で一番大切な宝物とは時間であり、自分にはもう時間がないから研究の続きを過去の自分に託すため未来からやってきたのだと告げ、元の時代へ帰って行った。考古学者になる事を反対する親を持つクルヨだったがこの体験を通してようやく前へ踏み出そうと決意した。サトシも限られた時間を大切にし、一刻も早くジム戦がしたいと合流したタケシ達と共に次の街を目指すのだった。